空気電池 2009 11 29

書名 週刊エコノミスト 2009 11/24

 最近、注目の電気自動車。
しかし、これには欠点があります。
1回の充電による走行距離は、200キロとされます。
 この走行距離では、すべてのガソリン車が、
電気自動車に置き換わるのは難しいと言えるでしょう。
やはり、電気自動車はセカンドカーの域を出ないかもしれません。
1台目は、ガソリン車やハイブリッドカーで、
セカンドカーとして、電気自動車を考えるという選択肢になるでしょう。
 電気自動車は、あくまでも脇役で、主役になりえないのか。
「2009年は、電気自動車元年といわれた。
だが、リチウムイオン電池では、すべてのガソリン車を代替できない。
飛躍的に性能を向上させうる金属空気電池の開発が国内外で活発になってきた」
「金属空気電池は、蓄えることができる電力量が大きく、
現状と比べて7倍の性能を実現できる可能性がある」
(以上、引用)
 金属空気電池とは、あまりなじみがない電池と思われるかもしれませんが、
補聴器向けなどのボタン型電池として市販されているそうです。
 問題は、蓄える電力量が大きい半面、
充放電を繰り返すと、すぐに使えなくなってしまうことです。
 しかし、金属空気電池を成功させないと、
いつまでたっても、電気自動車は脇役のままでしょう。
 現在、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」は、
金属空気電池の開発プロジェクトを開始したとあります。
 リチウムイオン電池に代わる「新しい電池」。
もし、これが実現できれば、自動車どころが、社会構造そのものが変わるかもしれません。
 多くの人が電池に対して持っているイメージは、寿命が短いということでしょう。
その欠点がなくなれば、新しい電池の使い方が出てくるでしょう。















































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